遠いあの日 「50年前の“今日”へ」 大垣

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イマイチだった加太行きから3週間後に、大垣電車区を訪れた。加太がイマイチだった主因は友人の寝坊で本来の撮影本数が稼げなかったためだが、もう一つの要因はカメラにもあった。オリンパス35ECは、二重像合致式の距離計が付いていなくて目測なのと、巻き上げもダイヤル式で速写性に欠け、加えてシャッター速度が任意に設定できないのが鉄道写真には致命的で、本当はそれら全てを満たすキャノネットQL17が欲しかったのだ。

とは言うものの、今更35ECと似たようなキャノネットでも・・・と感じていたのも事実で、随分前からカメラ雑誌の35ミリ一眼レフのテスト記事(*)を穴の開く程読み漁るようになっていた。そんなこんなで、メインカメラとして35ECを連れて行ったのは結果的に加太が最後、我が家にやって来てからたった3回蒸機撮影に使っただけで、以降は主に父が山歩き用に使用するようになった。

という訳で、今度こそ慎重に機種選定したミノルタSRT101の記念すべきデビュー戦が、50年前の今日、昭和45年6月21日の大垣だったようだ。その日は、大垣電車区に着くと同時にC11296が出区してしまったので、20枚撮りのネオパンSSに、296号機の入れ替え風景や庫の中にいた生気のない355号機や358号機が写っているだけ。たったそれだけ撮って何故満足したのか不可解だが、そう言えばC11という形式とはこの日が初対面だし、憧れの一眼レフの試写が主目的だったとしたら、それも説明がつくような気がする。

【 樽見線・赤坂線 大垣 / Minolta SR-T101 55mm F1.7 Neopan SS / Jun.'70(上・下共)】

(*)先日唐突に休刊がアナウンスされた「アサヒカメラ」ではなく、とうの昔に廃刊になってしまったけれど、テスト記事が中学生にも解り易かったので、どちらかと言うと「カメラ毎日」派で、その「カメラ・レンズ白書」がお気に入りだった。

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この記事へのコメント

高辻烏丸
2020年06月22日 17:55
ちょうど50年前のこの年、これから5か月ほど経った頃がこちらの現役蒸気デビューでした。
そのデビュー戦は借り物のリコーオートハーフ。
まぁ、誰でも最初はそんなものかもしれませんが、この頃から既に一眼レフだったとは羨ましい限りです。
この年代の一年の差は大きいということなのか、いやただ単に蒸気に目覚めるのが遅かったからということなのでしょう。
庫に収まったこのC11358、一眼レフで撮影したからという訳ではないと思いますが、凛々しく見えます。
author
2020年06月22日 22:42
高辻烏丸さん
コメントありがとうございます。
そう言えば、358号機は、高辻さんのblogに初めてコメントさせていただいた際の記事に登場した記念すべき(?)カマだったような・・・

写真の出来不出来はカメラに依存するものではないということを、風間克美さんのお写真で嫌と言うほど思い知らされたのは、決して私だけではないだろうとは思うものの、お恥ずかしい限りです。とは言え、当時の銀塩カメラと蒸機にまつわる甘酸っぱい記憶の数々は、今となっては懐かしい思い出ばかりです。

さて、5ヶ月後の「稲一」から始まる「50年前の“今日”へ」 シリーズ、高辻少年はどの位の頻度で、何処を訪れるのでしょうか?今から楽しみです!