C11を訪ねて ひとっ走り

未だ5月だというのに異常に暑い日だった。ふと思い立って大垣のC11155に会いに行きたくなった。この暑い中、何もバイクで行かなくてもと我ながら思うが、そこはそれ、40-50年前は酷暑や厳寒の中を日本全国の駅からえっちらおっちら歩いて蒸機に会いに行ったことを思えば、これくらいは最低限の礼儀のような気がしている。 保存されてい…
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遠いあの日 「50年前の“今日”へ」 関ヶ原

デゴイチが、あの関ヶ原を越える!そんな破天荒な臨客「いもほり号」が初めて走ったのは数日前の敬老の日だった。半信半疑だったのに加えて、地形図を見ると関ヶ原には上下線の他にもう1本下り線があって、どっちの線路を登ってくるのか判らず、情けない写真をたった1枚撮っただけに終わったので、翌週の昭和45年9月20日(日)即ち50年前の今日、リベンジ…
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ポール電車がいた頃

国鉄蒸機が終焉を迎えようとしていた頃、そちらにばかり気を取られて、見過ごしてしまった情景がある。 輝いていた頃の鉄道とそれを取り巻く昭和の風情は、両手ですくった清らかな水が知らぬ間に指の間から流れ落ちるように、徐々にしかし確実にその姿を失い、気がついた時にはもう既に手が届かない過去になっていた。 【 京福電鉄 北野線 御…
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北の96

華があるカマではないが、考えてみれば、こいつが北へと向かうモチベーションだった。盲腸線が分岐する駅に必ずと言っていい程いた印象があるのは、まだ辛うじて鉄道が貨物輸送に存在感を示していた時代だったからだろう。 たった一往復だけど、まだ見ぬ美しい風景の中、短い貨車を牽いてやってくる無骨で愛くるしい姿を想い描いて、さあ今宵も旧客のボック…
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根尾川盛夏(3)

上り列車の難点は、次位のDL。特にこのTDE102の目立つカラーリングには、ちょっぴり手を焼いたが、揖斐川堤の25‰登坂はもちろんのこと、客車の回送等を含め、この夢のようなスジを実現するにはDLが必須で、真夏とは思えないC56の猛煙に燻されながらも奮闘してくれたのだった。 【 樽見鉄道 木知原 / Nikon New FM2 …
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根尾川盛夏(2)

樽見線と言えば、いの一番に揖斐川橋梁が思い浮かぶが、その雄大な姿とは対照的なのが、揖斐川の支流の一つ根尾川に架かる橋梁群。小振りながら、山間を蛇行する流れに従って何度も渡河するシーンが楽しめる。 手前のカーブしたガーダー橋が第二橋梁、奥に小さく見えるのが歴史的な第一橋梁のトラス橋。 30年前に走ったC56牽引のSL薄墨号、そ…
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根尾川盛夏

国鉄時代はC11が入線しなかったこの区間は、根尾川と寄り添うように走る。 炎天下、僅かに涼しさを感じさせる瀬の向こうから、逆機のC56が現れた・・・ 【 樽見鉄道 谷汲口-木知原 / Nikon New FM2 180mm F2.8 RVP / Aug.'90 】 ▼銀『塩』鐵道の夜も参加中▼ ◆SL・鉄道写…
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遠いあの日 「50年前の“今日”へ」 梅迫

木曽福島への家族旅行から約1週間後の8月18日、今度は中学の同級生達と夜行列車での1泊旅行に出掛けることにした。京都から山陰・舞鶴線経由で天橋立に行くという、建前上は夏休みの観光旅行なのだが、SLブームの真っ只中とあって随所にSL撮影の機会を組み入れていた。というのも、前回の木曽旅行のネガには、望遠レンズで撮ったと思われるカットがいくつ…
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遠いあの日 「50年前の“今日”へ」 木曽福島

SLに目覚めた昭和45年は未だあちこちに煙が残っていて、何かのついでにSLを見に行く・・・というような贅沢というか横着なことも可能だった。という訳で、建前上は夏休みの一泊家族旅行だが、目的地の最寄り駅・木曽福島までの道中で遭遇するであろう蒸機をカメラに収めることを楽しみに、50年前の今日・昭和45年8月10日に木曽の開田高原に行くことに…
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夏のハチロク(2)

暑かった一日が終わろうとしていた。この日は水辺の涼に誘われて、ハチロクの牽く最初の2本の貨物列車は足羽川を題材にして撮ってみたが、夕方の1本は牛ヶ原の駅から草生す線路端をトボトボ歩いた峠で狙うことにした。大野方から一直線に続く線路は、途中から25‰に変わるのだが、機関助士は意外と余裕なのか連続投炭はしていないようで、望遠レンズで覗いてい…
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古豪の塒(2)

3号機と2号機のいる庫。ダイヤもちゃんと調べて、ED14をもう少し撮っておくべきだったと今でこそ思うものの、この頃はまだあちこちに蒸機がいたから、根っからのSLファンには所詮ELはELに過ぎず、熱くなれる対象には程遠かった。 【 近江鉄道 彦根 / Minolta SR-T101 28mm F3.5 Neopan SSS / …
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遠いあの日 「50年前の“今日”へ」 東大垣

前回はC11の入換風景しか撮れなかったからだろうか、一眼レフの初陣だったその日から約1ヶ月後の昭和45年7月26日の日曜日、即ち50年前の今日、今度は走行写真狙いで、同じ大垣区のC11が走る樽見線の揖斐川橋梁を訪れた。 当時の雑誌には、欲張らず1本の列車で1カットだけ撮るのが”通”みたいな事が書かれていたこともあって、それを真に…
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岩見沢一区寸描(4)

矩形庫の壁面の「岩見沢第一機関区」の文字と並んで、「道民の足を守る国鉄に」「基地統廃合反対」「DL分散配置せよ」、果ては「公職選挙法改悪反対」等々・・・ あの夏、構内は勇ましいアジ看で賑やかだったが、綺麗とは言えないまでもこの38号機をはじめ数両残るだけとなったシゴナナの機体がキャンバスになっていなかったのは、幸いだった。 …
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岩見沢一区寸描(3)

この時も、味気ない給炭に気乗りがしなかったのだろうか。これといった画が撮れた記憶がない、典型的な岩一でのひとコマ。 いや被写体のせいにしては罰が当たるというものだ。きっといつもホームからしか撮らなかった安直な撮影姿勢の裏返し、写真は決して嘘をつかないのだ。 【 室蘭本線 岩見沢第一機関区 / Minolta SR-T10…
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夏を駆ける(3)

怠惰な栗丘の午後。次々とやって来るデゴイチ貨レは、苦手な流し撮りの恰好の練習台。 ところが、ナメクジが現れたりして、ここぞという時に限って、あたかも当然の帰結の如くブレブレとなってしまうのだった・・・ 【 室蘭本線 栗山-栗丘 / Minolta SR-T101 28mm F3.5 Neopan SSS / Jul.'7…
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三重連の夏(4)

ギンギラギンのトップライトを浴びて、眼下の列車は三重連なのかどうかも判らない。 メリハリのないコダクローム25の色調と同様の、不完全燃焼のあの夏の日・・・ 【 大井川鐵道 福用-大和田 / Minolta XD 50-135mm F3.5 KM / Jul. '89 】 ▼銀『塩』鐵道の夜も参加中▼ ◆S…
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水郷暮色(2)

その昔、稲沢一区の蒸機が貨物を担当していた伝統の線区で、DD51がその長い車齢の終焉を迎えようとしている。 一抹の寂しさを覚える一方で、愛する国鉄蒸機達を淘汰した象徴的なDLでもある訳だから、過度に意識することなく、そっと見送ることにしよう・・・ 【 関西本線 蟹江-永和 / Nikon F801s 35mm F2 R…
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ポンパ号の頃

日本中が万博に沸き、カラーテレビが新三種の神器「3C」のひとつだった時代の珍奇な産物、日立ポンパ号。 人それぞれとは言うものの、何時間も並んで「月の石」を見たいなどという気にはこれっぽっちもならず、専らDISCOVER⇒JAPAN、SLに首ったけだったあの頃。 ブレブレの流し撮りは、発車だというのに煙も音も出さぬカマへの、精…
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木漏れ日

どうってことのないカットだが、何だかホッとする。 柔らかな木漏れ日と朱色の車体は、どうやら相性がいいようだ。 【 太多線 根本 / Nikon F801 85mm F1.8 RFP / May '90 】 ▼銀『塩』鐵道の夜も参加中▼ ◆SL・鉄道写真ブログ◆
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