明治と大正

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以前から気になっていた美しいトラス橋。行こう行こうと思いつつ、とうとうこの日になってしまった。橋の袂には、マイナーな越美北線にしては珍しく結構な数のギャラリーが陣取っていて、それもそのはず、噂される無煙化が翌月に迫っていたのだ。

単機の88623[福]を見送った後、路線バスで大野に戻るという人達の後について、はるか頭上を走る国道158号線にあるバス停に着くと、眼下には、その鉄橋を配した素晴らしい渓谷美が、まるで模型のレイアウトのように広がっているではないか!

後悔先に立たずとは正にこの事で、結局撮り直しをする機会もなく、ゴールデンウィーク中のこの日が越美北線のハチロク最後の撮影となってしまった。そして、この第1九頭竜川橋梁が東海道本線の旧大井川橋梁を移築した明治生まれの由緒ある建造物だと知ったのは、それからずっと後のことだった。


【 越美北線 下唯野-柿ケ島 / Kowa 6MM 85mm F2.8 Ektachrome-X / May '73 】


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この記事へのコメント

こあらま
2019年08月06日 23:17
ここにも東海道本線の橋梁がありましたか。
橋桁とのミスマッチはそういうことですか。
鉄不足の時代はエコだったということですね。

越美北線は全くマークしていなかった路線でした。
初めて訪れたのは九頭竜線の愛称が付いてからです。
二度目に訪れたときは水害で一部不通でした。

ハチロクと云えば花輪線、五能線が筆頭でしょうが、
間に合ったのはきっと少数派なんでしょう。
盲腸線もこれもまた少数派。特に越美北線となると。
やはり、今後のハチロクの日は復活でしょうか。
マイオ
2019年08月07日 08:31
柿ヶ島の駅手前の第一九頭竜川橋梁。私は大野から勝原に行く路線バスから
鉄路を眺めながらパチパチしてたので、その、「模型のレイアウト」の景色を
見たのでしょうが・・・ボーッとしてたんでしょうね。ここの写真は撮ってないです。
そして罐は長野から転じた88623。前面の手摺と大型前照灯が目立つ罐でした。
それにしても、コーワシックスといい、エクタといい、かっこよすぎですね。
author
2019年08月07日 20:25
こあらまさん
コメントありがとうございます。
さすが鋭い観察眼ですね。越美北線は昭和30年代開通の施設と大正機のミスマッチが印象に残っています。そしてこの橋梁は明治・・・片割れの越美南線(長良川鉄道)にも同じオリジンのトラス橋があり、実に興味深いです。

大多数のSLファンが有名撮影地に群がってくれたおかげで、当時ここではのんびりと撮影できましたが、件の水害からの復旧記念で走った急行色キハ58イベント列車時の人出には、ここが同じ越美北線かと驚いたものです。

ということで、当面はここのハチロクの手持ちもありますが、いずれは右に倣えで「あそBOY」を登場させようと思います。
author
2019年08月07日 20:43
マイオさん
ハチロクの日協賛&コメントありがとうございます。
ぜっきあいずの敗因は、越美北線に限らず路線バスを毛嫌いしたこと。その報いで逃した大魚=絶景は数知れないと思います(泣)

それにしても、6x6+エクタで、こんな画撮ってちゃダメですよね。いったい何考えてたんだか、猫に小判の典型例です。でもね~マイオさん、これが最後かな?と思うと、どうしても保守的になってしまうんですよね~、ウウッ(号泣)