テーマ:本州

真夏の白日夢(5)

草いきれの揖斐川堤から見下ろすと、陽炎の向こうに18年前と見紛う光景があった。 暑かったあの日から、早や30年・・・ 【 樽見鉄道 東大垣 / Nikon F801 400mm F5.6 RFP / Aug.'90 】 業務連絡: 遅ればせながら、この旧い『暑』画のUPをもちまして、15日の『涼』から末席を汚させ…
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遠いあの日 「50年前の“今日”へ」 木曽福島

SLに目覚めた昭和45年は未だあちこちに煙が残っていて、何かのついでにSLを見に行く・・・というような贅沢というか横着なことも可能だった。という訳で、建前上は夏休みの一泊家族旅行だが、目的地の最寄り駅・木曽福島までの道中で遭遇するであろう蒸機をカメラに収めることを楽しみに、50年前の今日・昭和45年8月10日に木曽の開田高原に行くことに…
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古豪の塒(2)

3号機と2号機のいる庫。ダイヤもちゃんと調べて、ED14をもう少し撮っておくべきだったと今でこそ思うものの、この頃はまだあちこちに蒸機がいたから、根っからのSLファンには所詮ELはELに過ぎず、熱くなれる対象には程遠かった。 【 近江鉄道 彦根 / Minolta SR-T101 28mm F3.5 Neopan SSS / …
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遠いあの日 「50年前の“今日”へ」 東大垣

前回はC11の入換風景しか撮れなかったからだろうか、一眼レフの初陣だったその日から約1ヶ月後の昭和45年7月26日の日曜日、即ち50年前の今日、今度は走行写真狙いで、同じ大垣区のC11が走る樽見線の揖斐川橋梁を訪れた。 当時の雑誌には、欲張らず1本の列車で1カットだけ撮るのが”通”みたいな事が書かれていたこともあって、それを真に…
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三重連の夏(4)

ギンギラギンのトップライトを浴びて、眼下の列車は三重連なのかどうかも判らない。 メリハリのないコダクローム25の色調と同様の、不完全燃焼のあの夏の日・・・ 【 大井川鐵道 福用-大和田 / Minolta XD 50-135mm F3.5 KM / Jul. '89 】 ▼銀『塩』鐵道の夜も参加中▼ ◆S…
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水郷暮色(2)

その昔、稲沢一区の蒸機が貨物を担当していた伝統の線区で、DD51がその長い車齢の終焉を迎えようとしている。 一抹の寂しさを覚える一方で、愛する国鉄蒸機達を淘汰した象徴的なDLでもある訳だから、過度に意識することなく、そっと見送ることにしよう・・・ 【 関西本線 蟹江-永和 / Nikon F801s 35mm F2 R…
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ポンパ号の頃

日本中が万博に沸き、カラーテレビが新三種の神器「3C」のひとつだった時代の珍奇な産物、日立ポンパ号。 人それぞれとは言うものの、何時間も並んで「月の石」を見たいなどという気にはこれっぽっちもならず、専らDISCOVER⇒JAPAN、SLに首ったけだったあの頃。 ブレブレの流し撮りは、発車だというのに煙も音も出さぬカマへの、精…
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木漏れ日

どうってことのないカットだが、何だかホッとする。 柔らかな木漏れ日と朱色の車体は、どうやら相性がいいようだ。 【 太多線 根本 / Nikon F801 85mm F1.8 RFP / May '90 】 ▼銀『塩』鐵道の夜も参加中▼ ◆SL・鉄道写真ブログ◆
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ハチマル挽歌(3)

誰が名付けたか「きのこクーラー」。151系「こだま」の流れを汲む、屋根上の流麗なクーラーユニットは国鉄型特急のアイデンティティーだ。 とは言うものの、一目でそれと判るキハ81の特異な先頭車と違って、82のシルエット狙いは全く一筋縄では行かなかった。 【 関西本線 弥富-長島 / Nikon F801 35mm F2 RV…
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ナローの魅力

ナローの魅力は?と尋ねられたら、ナローらしさと答えてしまうような気がする。 車両、線路、駅舎、沿線の風情・・・そのどれかひとつでも欠けたら、ナローらしくはなくなる。そうそう、木製ポールも忘れてはならない「らしさ」の構成要素なのだ。 翻って、現代を生きるナローには、そんな身勝手な鉄道趣味の理屈など当てはまらない。はて、どう…
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ハチマル挽歌(2)

「ひだ」と「南紀」で活躍した80系キハを駆逐したJR東海キハ85の後継に、HC85系なる車両が登場したらしい。 「らしい」などとまるで我関せずの言い方となってしまうのは、後継車両に道を譲る際の車齢自体は意外にもそれほど変わらないのだが、国鉄特急型キハ一族の終焉は、キハ85のそれとはやはりその重みが違ったのだ。 【 関西本…
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遠いあの日 「50年前の“今日”へ」 加太

蒸機撮影を始めた昭和45年は、4月までの間に草津線に2回、そして宮津線と、どちらかと言うとマイナーな線区しか訪れていなかったのだが、5月になってようやく超有名撮影地に行くことになった。相棒は前回の草津線手原と同じ同級生I君で、これまた前回と同じ朝4時台の鈍行に乗って、泣く子も黙る加太越えに行くことにしたのだ。ところが、あろうことかその当…
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水郷暮色

競合する近鉄に対して、キハ58+65の2連では如何にも分が悪かったが、 被写体という観点となれば、話は別。 暮れゆく海抜ゼロメートル地帯を、快速「みえ」が往く。 【 関西本線 蟹江-永和 / Nikon F801s 24-50mm F3.3-5.6 RVP / May '95 】 ▼銀『塩』鐵道の夜も参加中…
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晴天清流(2)

晴れた日にの~んびりと汽車を待つ、たったそれだけの小さな幸せ。 そんなごく当たり前の週末が、何だか随分遠い昔の事のような・・・ 【 大井川鐵道 抜里-笹間渡 / Nikon F801 400mm F5.6 RVP / Apr.'91 】 ▼銀『塩』鐵道の夜も参加中▼ ◆SL・鉄道写真ブログ◆
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Still my favorite

地味にカラーコーディネートした古豪こそいなくなってしまったけれど、 今もナローがやって来るこの辺りの風景は、30年経ってもお気に入り。 【 近鉄北勢線 穴太 / Nikon F801 85mm F1.8 RFP / May '90 】 ▼銀『塩』鐵道の夜も参加中▼ ◆SL・鉄道写真ブログ◆
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STAY HOME 小郡の記憶

撮影記録が何も書かれていない1本のネガがあった。いや記録どころか記憶も残っていない。それ故にスキャンもせずに放置していたのだが、STAY HOME relayがきっかけでこのネガの事が気になり始めて、調べてみることにした。 写っているのは二両のカマ、C621とD51813。C62の1号機ということから、場所は小郡の扇形庫であろうこ…
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浜田でSTAY HOME

撮影にご一緒させていただいても、孤高のSOCIAL DISTANCE。STAY HOME relayが始まっても、我関せず・・・な~んてことを言ってるとまた愛想を尽かされるので、諸先輩方の怒涛の更新にはとても付いては行けませぬ故マイペースではありますが、取り敢えずSTAY HOME画を1枚。 なんということでしょう!半年後には煙突…
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遠いあの日 「50年前の“今日”へ」 手原

50年前の今日、昭和45年4月28日。この日は、京都への通勤通学客レが朝方に集中する草津線の手原に、中学の同級生I君と行くことにした。当時の一部の時刻表には、末尾にDの付かない客レの列車番号の所に蒸機牽引であることを示すシンボルマークが書いてあって、どうしてもそのマークが多い線区に目が行きがちで、約1ヶ月前の西舞鶴行きもそんな単純な理由…
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雲井の印象

全線一閉塞の典型的なローカル盲腸線とあって、 貨物はDCのスジの合間を縫って、一日一往復だけ走る。 その時間帯の無人駅に乗客の姿は無く、33‰が売り物の信楽線では、 通過駅で絶気のC58を狙うファンなど勿論いない。 昼下がりの改札口。静寂を破ってランボードの白線が流れていく・・・ 【 信楽線 雲井 / Kow…
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凸電の通い路(5)

近江鉄道と言えば、東海道新幹線の用地買収の際に国鉄が支払った巨額の補償に関する逸話が、折に触れて紹介されるだけあって、確かに新幹線と絡めて撮れそうな区間は多い。 その補償の対象ではなかったはずだが、ここ鳥居本駅周辺もそんな撮影地の内のひとつ。でも、残念なことに、古典的なED31と最新鋭の新幹線という対照的な車両の競演をカメラに収め…
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喧騒の片隅で

48年前の今日、4月16日。最後の仕業を終えた二両のC11は大垣電車区に戻り、あっけなく火を落とした。矩形庫に収まったこの日の主役155号機は、国旗やヘッドマークの装飾を外された後も多くのファンに囲まれ、庫外に留置された復路の前補機355号機は、さながら公園の遊具の如く子供たちの格好の遊び場と化していた。 そんな中、誰も見向きも…
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和倉の切通

夏休みの真っ只中、それもお盆休みとあって、 あっちを見てもこっちを向いても、SLファンだらけの和倉発車。 振り返ってみると、定番の切通の上にも当然の如く数人の姿が。 でも、その先にあるというオーバークロスは見えない・・・ それでどうした?と問われると、いや~それだけなんです。 不要不急の趣味応酬、困ったものですね。 …
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晴天清流

当日よりも、その前の天気によって成否が大きく左右される、大井川俯瞰。 晴れの予報に勇んで出掛けてみるのだが、現着してから気づく流れの透明度に 「しまった!」と思ったことは 一度や二度ではない。 【 大井川鐵道 家山-抜里 / Nikon F801 400mm F5.6 RVP / Apr.'91 】 ▼銀『…
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斜陽

急行「大和」は、56号機をはじめとする奈良区の精鋭C57とベテラン乗務員によって成し得た、関西本線の看板列車だったという。 そんな、かつての東名阪直通急行の栄華や何処へ? キハ65+58。たった2連の急行「かすが」の凋落ぶりは、鉄道の斜陽化の象徴のようでもあった。 【 関西本線 笠置 / Nikon F801s 180…
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春色競艶(2)

夕日が山の端に隠れようとする頃、清水駅の桜も薄紅色の輝きのピークを迎える。 早朝からの撮影でちょっぴり疲れを覚えて、「この電車で最後にしよう」とファインダーを覗くのだが、全てが紅く染められた中、遠ざかる尾灯を見ていると、どうしても去り難い気持ちにさせるのだった。 【 名鉄揖斐線 清水 / Nikon F90Xs 180mm …
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曇天春景

どんよりとした生憎の空の下、やって来たのは、モ703+ク2326の車齢70歳コンビ。 人気者のモ510形のような華やかさこそないが、不揃いなシルエットが、 どこか滑稽で、それでいて味わい深くもある、600V区間の春・・・ 【 名鉄揖斐線 相羽-下方 / Nikon F90Xs 50mm F1.4 RVP / Mar.'…
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遠いあの日 「50年前の“今日”へ」 西舞鶴

45年前の緋牛内に思いを馳せている内に、今年が蒸機撮影開始から50年の節目の年であることをうっかり忘れていて、記念すべき最初の「50年前の“今日”」が既に過ぎてしまっていることに気がついた。その蒸機初体験の日は古ぼけた蛇腹式の6x6判スプリングカメラでの撮影だったが、その次の2回目は、父が購入したばかりの我が家初の35mmカメラを携えて…
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形式入り今昔

国鉄蒸機の形式入りプレートに有難味を感じたのは、文字通りその希少性から。特にD51は滅多にお目にかかれなかったので、遭遇した時の喜びもひとしおだった。 一方、動態復活機の場合は、レプリカという先入観があるせいか、同じD51でも感動ははるかに希薄で、この498の煙室扉のプレートも、現役時代の211号機のそれとは似て非なるものに見える…
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ボンネット特急の頃(7)

写っているかいないか、写っているなら前か後か、片方か両方か・・・何がって?「北びわこ」の前後のコマの485/489系特急のボンネット。 この時は北びの前、敦賀方の先頭車だけだったようで、それもたった1カット撮ったのみ。 そんな行き掛けの駄賃的な邪険に扱ってしまった被写体だが、今となっては、先に引退してしまったボンネットの方が…
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小さなラッシュアワー

乗降、解結、タブレット授受・・・と、意外に慌ただしい野辺地の朝。 41年前のバレンタインデー。ぞろぞろと降りてきた男子高校生達には 何かいいことあったかな? 【 南部縦貫鉄道 野辺地 / Olympus M-1 24mm F2.8 Plus-X / Feb.'79 】 ▼銀『塩』鐵道の夜も参加中▼ ◆S…
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