蒸機の古戦場を訪ねて - 笠置 - 関西本線柘植以西の撮影地はどちらかと言うと地味で、迫力満点のメジャーな加太越えに比べると、SLブームの頃の鉄道雑誌でも紹介されることは多くなく、なかなか足が向かなかったが、鉄道ファン73年4月号に掲載された大人びたタッチのグラフ「伊賀のデコイチ」に感化されて、無煙化直前になってようやく訪れることにした。土地勘がないので、前々から興味があ… トラックバック:0 コメント:0 2022年06月29日 続きを読むread more
週末タイムトリップ 「加太越えは今…」 - 駅その後 - その昔、幻の近江鉄道「伊賀上野線」延伸計画があっただけあって、国道25号線から滋賀県方面へ抜けるにはいくつものルートがあり、峠・酷道好きはそれだけでも飽きることがないが、往時のSLファン的には、関西本線・信楽線・草津線といった亀山・奈良区のカマ達の“古戦場”を訪ねるという別の楽しみもある。その道すがら必ず立ち寄りたくなる駅の一つが、加太… トラックバック:0 コメント:0 2022年05月28日 続きを読むread more
遠いあの日 「50年前の“今日”へ」柘植 朝の4時に自宅を出て草津から乗り換えた上りの始発は、15時間近くかけて和歌山市まで行く長距離鈍行。亀山までは722レとしてD51654[奈]の牽引だ。始発列車とは言え12月なので草津線内はひたすら暗闇の中を進み、さながら夜汽車のようで、続々とやってくる下り客レとの蒸機同士の交換も撮りようがないのが残念だが、ようやく東の空が白んできた甲賀… トラックバック:0 コメント:2 2021年12月19日 続きを読むread more
週末タイムトリップ 「加太越えは今…」 - 駅舎 - C50154それに木橋と、予定していた“心残り”の確認は済ませたが、せっかく加太に来たのだから大築堤を拝んでおかない手はない。いつもは運よくDD51牽引の配給列車が走ったりするのだが、この日は同業者の姿も殆どなく、過去三度程あった偶然も流石に四度目はなさそうなので、定期の上下列車をアウト側とイン側からそれぞれ撮影することにした。それにし… トラックバック:0 コメント:0 2021年11月29日 続きを読むread more
週末タイムトリップ 「加太越えは今…」 - 木橋 - この辺りだったかな?加太の集落の手前で、目星を付けた付近にある獣道のような踏跡を上がっていくと、どうやらそこは昨今物議を醸している“勝手踏切”のようで、勿論渡ることはせずに辺りを見回してみると、そこから少し関寄りにそれらしき華奢な跨線橋が見えた。 引き返して、今度はもう少し開けた場所にある小径を辿っていくと、間違いなくあの時の「木… トラックバック:0 コメント:2 2021年11月24日 続きを読むread more
週末タイムトリップ 「加太越えは今…」 - C50 - ようやく緊急事態宣言も解除され、これ以上ない素晴らしい秋空が広がった週末。さて、どこへ行こうか?と考えて、そう言えば3年前の加太越え再訪の後、ちょっぴり心残りとなっている事があったので、それを確かめに行くことにした。 その心残りの内の一つは、亀山区のC50。D51以外では急行「大和」や「鳥羽快速」でのC57の活躍が思い浮かぶものの… トラックバック:0 コメント:2 2021年11月19日 続きを読むread more
遠いあの日 「50年前の“今日”へ」 中在家 50年前の今日、2月11日建国記念の日の祝日は、加太越えの撮影に出掛けている。呆れたことに前回の小浜線単独行から僅か中3日ということになり、36枚撮りのトライXの前半1/3は雪景色の小浜線、そして後半2/3にはこれまた雪の加太越えが写っている。土曜日は“半ドン”と部活で自由にはならなかったけれど、日祝日毎に行き先を変えて日帰りで煙を堪能… トラックバック:0 コメント:4 2021年02月11日 続きを読むread more
水郷暮色(2) その昔、稲沢一区の蒸機が貨物を担当していた伝統の線区で、DD51がその長い車齢の終焉を迎えようとしている。 一抹の寂しさを覚える一方で、愛する国鉄蒸機達を淘汰した象徴的なDLでもある訳だから、過度に意識することなく、そっと見送ることにしよう・・・ 【 関西本線 蟹江-永和 / Nikon F801s 35mm F2 R… トラックバック:0 コメント:0 2020年07月03日 続きを読むread more
ハチマル挽歌(3) 誰が名付けたか「きのこクーラー」。151系「こだま」の流れを汲む、屋根上の流麗なクーラーユニットは国鉄型特急のアイデンティティーだ。 とは言うものの、一目でそれと判るキハ81の特異な先頭車と違って、82のシルエット狙いは全く一筋縄では行かなかった。 【 関西本線 弥富-長島 / Nikon F801 35mm F2 RV… トラックバック:0 コメント:0 2020年06月17日 続きを読むread more
ハチマル挽歌(2) 「ひだ」と「南紀」で活躍した80系キハを駆逐したJR東海キハ85の後継に、HC85系なる車両が登場したらしい。 「らしい」などとまるで我関せずの言い方となってしまうのは、後継車両に道を譲る際の車齢自体は意外にもそれほど変わらないのだが、国鉄特急型キハ一族の終焉は、キハ85のそれとはやはりその重みが違ったのだ。 【 関西本… トラックバック:0 コメント:0 2020年06月04日 続きを読むread more
遠いあの日 「50年前の“今日”へ」 加太 蒸機撮影を始めた昭和45年は、4月までの間に草津線に2回、そして宮津線と、どちらかと言うとマイナーな線区しか訪れていなかったのだが、5月になってようやく超有名撮影地に行くことになった。相棒は前回の草津線手原と同じ同級生I君で、これまた前回と同じ朝4時台の鈍行に乗って、泣く子も黙る加太越えに行くことにしたのだ。ところが、あろうことかその当… トラックバック:0 コメント:2 2020年05月31日 続きを読むread more
水郷暮色 競合する近鉄に対して、キハ58+65の2連では如何にも分が悪かったが、 被写体という観点となれば、話は別。 暮れゆく海抜ゼロメートル地帯を、快速「みえ」が往く。 【 関西本線 蟹江-永和 / Nikon F801s 24-50mm F3.3-5.6 RVP / May '95 】 ▼銀『塩』鐵道の夜も参加中… トラックバック:0 コメント:0 2020年05月27日 続きを読むread more
斜陽 急行「大和」は、56号機をはじめとする奈良区の精鋭C57とベテラン乗務員によって成し得た、関西本線の看板列車だったという。 そんな、かつての東名阪直通急行の栄華や何処へ? キハ65+58。たった2連の急行「かすが」の凋落ぶりは、鉄道の斜陽化の象徴のようでもあった。 【 関西本線 笠置 / Nikon F801s 180… トラックバック:0 コメント:0 2020年04月02日 続きを読むread more
ハチマル挽歌 夏本番近し、休日はジェットスキーとその見物の人達で賑わう木曽川の水辺。 国鉄時代の非電化区間の雄、キハ80系特急「南紀6号」とキハ58/65の快速「みえ17号」の出会い。 【 関西本線 長島-弥富 / Nikon F801 180mm F2.8 RFP / May '90 】 ▼銀『塩』鐵道の夜も参加中▼ … トラックバック:0 コメント:4 2019年07月30日 続きを読むread more
週末タイムトリップ 「加太越えは今…」 - 柘植 - 大築堤の先の狭くて路面が荒れた「酷道」25号線旧道も、土砂崩れによる四輪通行止めの影響で、この日はたまにバイク・ツーリングやサイクリングの小グループとすれ違う程度で、快適に柘植に抜けることができた。 柘植の構内は、架線が煩いことと機関支区がなくなったことを除けば、カーブした線路配置や跨線橋、ホーム等も蒸機時代のイメージに近く好… トラックバック:0 コメント:5 2018年07月24日 続きを読むread more
週末タイムトリップ 「加太越えは今…」 - 大築堤(2)- 当時の大築堤の難点は、メジャー過ぎて人が多かったこと。加えて保線用の車道や杭を並べたような柵もできたりして、SLブームが更に過熱した中学3年の頃になると、加太からは自然と足が遠のくようになってしまった。 そういう意味では、大築堤の先にあった中在家信号場の方が、撮影地としてはむしろ良い印象を持っていたのだが、再訪したくても昔のよ… トラックバック:0 コメント:4 2018年07月20日 続きを読むread more
週末タイムトリップ 「加太越えは今…」 - 大築堤 - 加太越えのハイライトは何と言ってもキロポスト74、R300の大築堤。乗務員の間では高堤防という別称があったことは近年知ったが、当時の鉄道雑誌やSLファンの間では「加太の大築堤」で統一されていたように思う。 加太のような有名撮影地を好んで訪れたのは、中学生の頃。お隣さん達が持つ憧れの四天王一眼レフを羨ましく眺めながら、スペースが… トラックバック:0 コメント:4 2018年07月17日 続きを読むread more
週末タイムトリップ 「加太越えは今…」 - 板屋 - 件の案内板がある屋渕川橋梁で上りのDCを撮影した後、次の下りの通過時間までかなり時間があるのに、近くでカメラを構えていた人達が撤収する気配がないので話しかけてみると、DD51が牽く回送列車が加太で上りDCと交換してすぐにやってくるという。これでようやくこの日のプチ混雑の謎が解けた。 急いでその先の加太小学校の近くにある板屋川橋… トラックバック:0 コメント:2 2018年07月12日 続きを読むread more
週末タイムトリップ 「加太越えは今…」 - 加太 - 山間の小駅、加太の風情は、跨線橋ができた以外はあの頃と同じだ。お寺のある広々とした柘植方の構内の佇まいも当時のままのように思える。 特筆すべきは、加太駅や駅周辺に鉄道遺産に関する案内板が掲示され散策コースも設定されていることだ。蒸機時代の加太越えを懐かしむ我々のような年代はもちろん、若い世代の人達にも十分興味の対象となり得るだ… トラックバック:0 コメント:2 2018年07月09日 続きを読むread more
週末タイムトリップ 「加太越えは今…」 - 坊谷 - 国道1号を左に折れて25号線旧道に入るとすぐに、法面の崩落で「二輪車と歩行者を除いて」通行止めの標識が目に入った。狭い道幅で普段はダンプの往来もある区間なので、生活道路である地元の人々には申し訳ないが、交通量が少ないのはかえって好都合だ。 関-加太間は加太川に沿って走る。中在家(信)側に比べマイナーでひっそりとしていたこの区間… トラックバック:0 コメント:2 2018年07月05日 続きを読むread more
週末タイムトリップ 「加太越えは今…」 - 関 - 梅雨の晴れ間。思い出したように不意に発生する愛馬の始動不良の原因も分かり、素人修理後の確認も兼ねて、ひとっ走りしてみたくなった。目的地は久しぶりにあそこに行ってみよう。標高もそれなりにあるので、少しは涼しいことを期待して・・・ 停まっているとさすがに蒸し暑いが、走っている時はちょうどいい体感。幹線国道を避け空いている下道を一気… トラックバック:0 コメント:0 2018年07月02日 続きを読むread more
加太川の朝 早朝。撮影地に到着し、峠を最初に登ってくる列車を迎え撃つ時の何とも言えない緊張感。 静寂を破ってドラフトが接近し、光芒が坊谷隧道の壁面を照らすと、待ちわびたデゴイチが 飛び出してきた・・・ 【 関西本線 関-加太 / Minolta SR-T101 28mm F3.5 Tri-X / Dec.'71 】 … トラックバック:0 コメント:0 2017年12月04日 続きを読むread more
薄雪の中在家(2) 信号場で出会った臨単の事などすっかり忘れかけていた時、突然「鉄道ファン」増刊号の ダイヤに載っていない下りの団臨が、オールグリーンのお座敷編成で猛然と登ってきた。 煙室扉の前の雪塊でそれと判る、あのカマが亀山から折り返してきたのだった。 【 関西本線 中在家(信) / Minolta SR-T101 135mm F3.… トラックバック:0 コメント:2 2017年02月21日 続きを読むread more
薄雪の中在家 煙室扉の前に載っかっている雪塊は、雪ダルマの残骸だろうか? 信号場も雪化粧したこの日、25‰を登ってくる下り貨物を狙っていると、 反対側から臨時の単機、D51835[奈]が現れて折返し線に待避した。 【 関西本線 中在家(信) / Minolta SR-T101 55mm F1.7 Tri-X / Feb.'71 】 … トラックバック:0 コメント:0 2017年02月09日 続きを読むread more
遠いあの日 「45年前の“今日”へ」 加太 45年前の“今日”、昭和46年12月19日。まだ真っ暗な草津で東海道線から乗り継いだのは草津線の始発722レ。おそらく大半が京都・大阪方面からなのだろう、D51654[奈]の次位の旧客のボックスは既に多くのSLファンで埋まっている。この日は、言わば加太のリターンマッチ。何故なら初めての加太撮影行は、友人Ic君が寝坊して2時間以上も現… トラックバック:0 コメント:2 2016年12月19日 続きを読むread more
亀山のC50 贅沢なことに、亀山や奈良の集煙装置付きD51・C58を見飽きていたこの時は、加太の大築堤での 撮影を早々に切り上げて、お目当てのカマを見に行った。 見たことのないカマとの出会いに胸をときめかせていた頃。少なくなったとは言え、その気になれば 当時はまだ20形式近い国鉄蒸機を見ることができたのだ。 決して本線に出ることは… トラックバック:0 コメント:0 2016年05月13日 続きを読むread more
薫風の加太越 この日は相棒が寝坊して、予定していた始発に乗れず、2時間も遅れての現着となってしまった。 加太駅に着くや否や歩き始めても、大築堤にたどり着く前に、最初の後補機付き下り貨物783レが 余力を残し気味の快速で駆け上がってきた。 トライXを奮発した上に、練りに練ったせっかくの有名撮影地への小遠征も、文字通り絵に描いた 餅となっ… トラックバック:0 コメント:0 2016年05月03日 続きを読むread more
大築堤の印象 この場所に立つのは、その重厚さを増幅してくれる曇天の日を、敢えて選びたい。 前奏曲たる長いドラフトの二重奏に焦らされた後、二両の鎧武者が登場する舞台 の空気感こそが、加太の大築堤の魅力・・・ 【 関西本線 加太-中在家(信) / Olympus 35EC 42mm F2.8 Tri-X / May '70 】 … トラックバック:0 コメント:0 2015年05月27日 続きを読むread more
庫の構図, 亀山 亀山の象徴は、この巨大なガントリークレーンと給炭槽。 広大な構内に屯する重装備のD51・C58も、煙に霞む・・・ 【 関西本線 亀山 / Olympus 35EC 42mm F2.8 Tri-X / May '70 】 ▼「銀『塩』鐵道の夜」も参加中▼ ◆鉄道写真ブログランキング◆ トラックバック:0 コメント:0 2015年05月19日 続きを読むread more
春逍遥(3) これほど、この季節に似合う車両が他にあるだろうか。 迷わず笠置詣でをした、あの頃・・・ (関西本線 笠置-加茂 / Nikon F801s 180mm F2.8 RVP / Apr.'93) ▼▼「銀『塩』鐵道の夜」も参戦中 蒸気機関車ブログ・ランキングも ぜひご覧になってください!▼▼ ◆SL・鉄道写真… トラックバック:0 コメント:2 2015年04月01日 続きを読むread more