煙の残り香を訪ねる旅 - 能登三井 -
線路が撤去された七尾線穴水以北は、県道をバイクで走りながらなどという横着な探索では、鉄道の痕跡を探すこと自体が難しくなってきた。すっかり陽も傾き、これといった発見もなくあきらめかけた頃、山裾に見覚えのある立派な鳥居を見つけた。もしかして?と思い、Uターンしてその集落の中に入ってみるが、これが廃線跡だという確証は得られない。それにどうした訳か、夕暮れ時の集落はまるで廃村のように静まり返って、人っ子一人見当たらない。
そうこうしているうちに、ようやく1台の車が通りがかったので尋ねてみると、なんとこの場所が踏切があった場所だという。そして「そこがトンネル。」と教えてもらった方向を見ると、夏草に覆われたポータルが鉄板のようなもので塞がれているようにも見える。丁重に御礼を言って別れた後、やっと廃線跡だと確信した草生した土手に上がってみると、確かに赤茶けたバラストが散乱していた。
その土手には、低い木が延々とほぼ等間隔に植わっているのが気になって、その後もう一人だけ出会ったご婦人に能登三井駅跡の場所を尋ねたついでに聞いてみると、廃線後に自分達で植えた桜の木だという。あの46年前の大雪の日に鳥居を背景に撮った三井のSカーブは、春には貨物列車の代わりに桜の木がS字を描いてくれる・・・なんとも素敵な話を伺って、心温まる思いがした。
そうこうしているうちに、ようやく1台の車が通りがかったので尋ねてみると、なんとこの場所が踏切があった場所だという。そして「そこがトンネル。」と教えてもらった方向を見ると、夏草に覆われたポータルが鉄板のようなもので塞がれているようにも見える。丁重に御礼を言って別れた後、やっと廃線跡だと確信した草生した土手に上がってみると、確かに赤茶けたバラストが散乱していた。
その土手には、低い木が延々とほぼ等間隔に植わっているのが気になって、その後もう一人だけ出会ったご婦人に能登三井駅跡の場所を尋ねたついでに聞いてみると、廃線後に自分達で植えた桜の木だという。あの46年前の大雪の日に鳥居を背景に撮った三井のSカーブは、春には貨物列車の代わりに桜の木がS字を描いてくれる・・・なんとも素敵な話を伺って、心温まる思いがした。
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