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zoom RSS 6th Anniversary 撮影余話(2)

<<   作成日時 : 2017/01/04 08:36   >>

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能登のポニー最後の冬から15年後、信じられないことが起こりました。前の年に単機で「ときめき」号を牽いて和倉までは来ていた梅小路のC56160が、C571と重連で穴水まで入線するというのです。それも雪が十分期待できる2月の建国記念の日の連休に。七尾以北にC57との重連が走るなどというのは、国鉄時代の線路規格のイメージから半信半疑でしたが、思い出の場所・能登中島駅前の高台の高校は、ともかく再訪してみたいと思いました。

実は15年前の1974年にその高校から俯瞰したのも、建国記念の日の連休でした。そんな不思議な偶然から、去年2月に「時間旅行 ’89 -’74冬」と題して、国鉄蒸機時代のモノクロと15年後のカラーの画を交互にUPしました。その中の1枚がこのカットです。三脚に据えた6x6でじっくり撮ったモノクロ画に比べると、手持ち且つワインダー付きのボディ+ズームレンズで安直に撮ると、こうも軽薄短小な画になるのかと我ながらお恥ずかしい限りですが、それに加えてもう一つ理由がありました。

15年前も笠師保方の見晴らしはよくなかったのですが、この時は西岸方の大カーブは愚か、自由にアングルを選べたはずの直下の能登中島駅さえも四苦八苦し、15年前と同じポジションをどうしても見つけられません。木々が成長していたのです。小海線の西川鉄橋や肥薩線の大畑といった有名撮影地も同様だと聞いてはいましたが、つくづく15年という歳月を実感したのでした。それから更に30年近く経った今、往時の眺望は望むべくもないでしょう。

七尾線のC56に抱いていたどこか物悲しい寂しげなイメージは、ひょっとしたら中学生の頃に観た映画「父ちゃんのポーが聞える」の印象のせいなのかもしれません。そう言えばこの’89年の運転時のC56160の「ポー」は、何故か三室のハチロクの汽笛のような哀愁を帯びたかすれた音でした。能登はポニー・C56がしっくりくる舞台だったと思います。’88年から4年間走った「ときめき」号も、その後の七尾線電化そしてのと鉄道への経営移管後は途絶え、冬の能登の風物詩C56の「ポー」も聞くことができなくなってしまいました。

【 七尾線 能登中島 / Minolta XD 50-135mm F3.5 RDP / Feb.'89 】


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
15年の歳月を経て能登で繰り広げられていた建国記念日のドラマ、ぜっきあいずさんのC56への思いがよく伝わってきます。
私にとって七尾線を走るC56、現役蒸気時代も含めて遂に撮影する機会はありませんでした。
電化されてもなおとは思うものの、160号機の引退がさし迫った今、そんな希望は永遠に潰えてしまったということです。
残念ですね。

高辻烏丸
2017/01/04 21:22
1989年ですか。私は完全に鉄道趣味を捨て去っていた時期、つまり空白期でした。
この立ち位置は、西岸方の大カーブの出口付近から撮影した一連のコマの背景にそれと思しき場所が写っていました。笠師保方からはほとんど見えません。つまり現役当時は能登中島駅停車から発車、西岸方カーブの後追いが狙えたようですね。
もっとも、当時の私は72/12, 73/8ともに西岸方カーブ出口から撮影することしか
思いつきませんでした。
貴重な現役画と復活初期のお写真、ありがとうございます。
マイオ
2017/01/05 21:16
高辻烏丸さん
極私的な駄文・駄作にコメントいただき恐縮です。
さすがに6年目ともなると年始の振り返りのネタも容易には思い浮かびませんでしたが、高辻さんのC56123の記事がきっかけで、このような展開と相成りました(笑)。
あともう1回お付き合いをお願い致します。
author
2017/01/06 00:22
マイオさん
いつもコメントありがとうございます。
はい、西岸方の大カーブ付近からは高台に建つ校舎が見えました。写っているカットがあります(73/8です!)ので、またUPしますネ。
ところで、この時期に復活SLから遠ざかっていらっしゃった同年代の方々が多いのは、ちょうど子育てのタイミングだったからでしょうか?ということは、家庭を全く顧みなかったのはいったい誰だ?(笑)
author
2017/01/06 00:43

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